【第一回 入門編!】盆踊りの魅力 100選!
皆さん、盆踊りを楽しんでいますか?!
盆踊り大好き、高尾可奈子です!
今回は、盆踊りの魅力をとことん知ってもらいたい!と思いまして、、
100個も、盆踊りの魅力を見つけてみる企画!
こちらに挑戦します!!
盆踊りの楽しさや面白さを書き綴った書籍や記事を見かけたことはありますが、
100個も見つけて記録したものは、まだ無いかも、、
そう思い、これから10回に分けて連載で、毎回10個の魅力を公開していきます。
盆踊りを愛する方々は、あるある~とうなづいて貰えたら、、
盆踊りを知りたくて読んでくれている方には、新たな発見とまだ知らない面白い世界を、、
盆踊りをもっと知る、きっかけとなれば、嬉しいです!
それでは、早速スタートです。
【盆踊りの魅力 その1】言葉を超えたコミュニケーション
盆踊りは、舞踊・ダンスのひとつ。
踊ること。
これは、人が言葉を使うようになる前の時代から、
絶えずずっと行われてきた、人間の根源的なものです。
そこには、他者との交流・つながり・欲求といった、生きる喜びが溢れています。
言葉を交わさなくても、動作や表情や雰囲気を分かち合い、共に楽しみ、理解しあえる。
手軽に踊れる盆踊りは、まさにコミュニケーション機能が満載なのです!
【盆踊りの魅力 その2】その土地で輝く、人々に出会える
盆踊りは地域密着型!
多くの盆踊り会場は、その地域に住む人々がお金を出し合って作り、
その地域の人が集う広い場所で行われ、その地域に住む人達で賑わいます。
いわば、ハレの日。その地域の年に一度の大イベントであり、社交場なのです。
地域に根差した商売をしている人、地域の奉仕活動をする人、大会実行委員会の人、
その土地の長、学校や会社で頑張る人、地域社会を支える大人たち、未来の子どもたち、、
その地域で活躍する・貢献する・未来を背負う人々が集い、
思いを伝えることができる場所が、盆踊り会場!
もちろん、地域に根差した盆踊りの他にも、
ステージで披露される盆踊りや音楽フェスのようにエンタメ要素が強い盆踊りなど、、
その幅は、日々進化しています!
その土地の人々が輝く形の盆踊りであれば、
それを目撃できることも楽しさのひとつではないでしょうか!
【盆踊りの魅力 その3】夏一番の?きらびやかスポット
盆踊り会場に行くと、、そこにはキラキラした異空間ワンダーランドが広がっています!
暗闇の中に突如現れる非日常。
大音量のサウンド、沢山の人の熱気、笑い声、照らす照明、着飾った華やかな人々の衣装、そびえ立つ櫓
屋台や縁日の活気、音や香り、鮮やかな色合いの装飾の数々。
数えだすと終わらないくらい、五感を刺激するもので溢れているのです。
夏はお盆などの大型祝日もあり、多くのイベントが全国で行われます。
その中でも、盆踊りという1000年前から続く踊りの大会は、
それらのイベントと比べてみても、異彩を放っているのではないでしょうか!
非日常的なものが組み合わされたきらびやかな世界を、
是非とも今年の夏、皆さんにも体験していただきたいです!
【盆踊りの魅力 その4】都内の夏は、毎日開催!
盆踊りが、ひと夏でどれくらい開催されているかご存じですか?
なんと全国では、一年に約50,000件も開催されているんです!!
一日当たり100件以上行われていることになり、とても多い数字に思います。
そして、東京都内も、実は盆踊りが盛んな地域なのです!
はっきり数字を計算することは非常に難しいのですが、、
年間2,000~4,000件弱あるのでは、、と考えています。
盆踊りのシーズンは、6月末から10月あたりまでとされています。
特に8月のお盆の時期には、盆踊りはハイシーズンを迎えます。
都内では平日でもどこかの場所で開催されていたり、
土日には開催が集中していて、10個の盆踊り大会が重なることも!
私は夏には、都内の会場を毎日踊り回っていますが、
開催が多く、「どこに伺おうかな~!」と悩むこともあり、嬉しい悲鳴ですね!
【盆踊りの魅力 その5】はじめてでも「踊れる」
盆踊りの大きな特徴は、はじめてでも踊りやすいという点です。
皆さんの一般的な盆踊りイメージは、手を大きく簡単に動かすダンス、ではないでしょうか?
実際にその通りで、どこまでも極めていける一方で、
その振付の明瞭さ・簡単さは多くの人を惹きつけます。
人間が一番意識的にコントロールしやすい身体の部位は手です。
その手をシンプルに動かすだけで、踊り始められる盆踊りは、
はじめて見た人にとっても、分かりやすく実践までしやすいのではないでしょうか!
【盆踊りの魅力 その6】踊りの輪が、ぐるぐる回る躍動感
盆踊りは、櫓を中心にして踊り手がいくつも輪を作って踊るのが定番です。
そして、足を踏みしめながら色んなステップで前に歩み進んでいくのが基本なので、
踊る人によってできる大きな輪は、ぐるぐると回り続けるのです!
渦巻くように回転する形には、何やら強い効果があるようです!
集団トランス状態?ゾーンに入る状態?無我状態?
踊っているうちに我を忘れて、精神がどこか遠くに行き、喜びを感じる感覚、、
かつて、先祖と繋がったり、極楽浄土を願ったり、神に祈りを捧げたり、儀式を行う手段として、
盆踊りは行われてきた歴史があり、現代ではその目的は薄れてきていても、
踊り手にもたらされる感覚が変わらないところは、興味深いですね。
一度、その体験をしてみてはいかがでしょうか!
【盆踊りの魅力 その7】実は最強?な運動法
巷では、健康やダイエットに関する話題が注目されており、
健康に対する意識も年々高まっているようです。
私は、気づきました!盆踊りは、最強な運動なのでは、、と!
というのも、理由は3つあります。
①何時間でも踊り続けられる!
盆踊りは、体力を無駄に消費することなく、頭をフル回転に使う必要もないため、
1時間でも平気で踊り続けることができるのです!
それはシニア世代の方でも例外なくです。
私はジャズダンスを5歳から踊ってきましたが、ジャズの場合は一曲3分のダンスでも、
踊り終わると息が上がり休憩が必要ですから、同じ踊りでも全然違いますね。
盆踊りの中には、夜スタートして翌日の朝方まで10時間くらい
ひたすら踊り続けるような盆踊りもあるんです!
スポーツの分野では、運動をスタートしてから脂肪が燃焼するまでに15分程度かかる
と言われていますから、すぐに休憩の必要な激しい運動に比べて、
ずっと身体を動かし続けて、程よく汗をかく盆踊りは、最適な運動かもしれませんね!
②リズムに合わせて、ずっと楽しい!
健康のために、身体をもっと動かしたい!でもきついのはあんまり、、
と思う方は、多いのではないでしょうか。
もし、その運動が楽しいものだったら?
盆踊りは、ダンスとしての要素が多いため、娯楽として純粋に楽しめるし、
囃子や音楽を聴いてリズムに乗る動作は、きつさをほぼ感じません!
苦しさを感じる運動だったら続かないかもしれませんが、
わくわくする踊りなら継続しやすいのも魅力ですね。
③怪我をしない運動負荷
皆さんは、METという言葉を聞いたことがありますか?
これは、運動負荷の大きさを数字で表す時の単位のひとつです。
この単位に、アスリートの体重や運動時間などを掛け合わせることで、
特定の運動の、運動量や燃焼量などを算出することができます。
少し難しい話になりましたが、、
「この運動負荷が高いほど、運動の効果が高いの?」と思いますよね?
しかし、そうとも言い切れないかもしれません。
なぜなら、身体に負担が掛かるきつい動きは、継続しにくく、怪我もしやすいから。
一説によると、ジョギングとランニングでは、一見運動量の低い
ジョギングの方が脂肪燃焼の効率がよく、痩せやすい、という研究結果もあるように、
動く際には高すぎない一定の心拍数が良いとされていたりもします。
程よい運動量の盆踊りは、怪我しにくく適度に汗をかいて動くのにぴったりな運動なのです!
【盆踊りの魅力 その8】曲数の圧倒的多さ!
盆踊りでは、様々な曲に合わせて、振りをつけて踊ります。
曲は、主に民謡。ご当地の民衆音楽のようなもので、いわゆる演歌に近いイメージの曲です。
その民謡の中で盆踊りに使わせている曲だけでも、1,000曲以上あるようです!
さらに、昭和以降子ども向けに作られた音頭曲や、地域ソング、
さらには歌謡曲やJPOPヒット曲、海外の曲まで、、
古今東西問わずバリエーション豊かな曲が使われており、
その総数はなんと、数千曲にも及ぶもよう!!
一生かけても踊り切れない量ですが、それだけ発見に満ちている世界なんですね!
【盆踊りの魅力 その9】浴衣の特別感
夏のお祭りの風物詩と言えば、浴衣姿で集う人々、ですね。
ひと昔前は、浴衣が庶民の日常着、
それぞれが生活スタイルに合わせて着崩して着こなしていました。
しかし、現代では和装をする機会はほとんどなくなってしまいました。
浴衣は消えてしまった訳ではなく、逆に浴衣のデザイン性が高まり、生産効率が高まり、
「特別な時に、着るのを楽しむ」
そんな日常を離れた遊びとして、豊かな日本文化として、進化をしています!
着るだけで特別感を味わえる。
帯や袖や足元の、普段とは違った感覚を纏う。
赤・青・黄色・緑・白黒といった、色とりどりの季節を身に着ける。
浴衣だけでも、魅力たっぷりです!
盆踊りには、せっかくなら浴衣で参加するのも良さそうですね。
【盆踊りの魅力 その10】世界中で踊られている!
あまり知られていませんが、実は盆踊り大会は海外でも定着しているんです!
盆踊りを開催している国の数は、およそ30カ国も!
アメリカやカナダ、オーストラリア、ブラジル、アルゼンチン、イギリス、フランス、アフリカ、
ロシア、中国、台湾、インド、タイ、マレーシア、インドネシア、、
このように大陸を問わず、広く分布しています。
では、どうして海外でも盆踊り大会が行われているのでしょうか?
きっかけは、かつて日本から海外に移住した日本人たち。
彼らが現地の日本人コミュニティの中で、故郷を懐かしく思い、
イベントとして盆踊り大会を開いたことで、盆踊りが現地の人々にも知れ渡っていき、
その国のその地域に、受け入れられていったようなのです。
今では、かなり大規模に開催されるようになった会場もあるようです。
その様子は、YouTubeなどでも見ることができますよ!
異国で踊られる盆踊りは、日本の定番曲であったり、
その国の言語で歌わせるオリジナルの曲であったり、独自の進化を遂げています!
いつか、そんな面白い盆踊りを逆輸入して、日本でも踊ってみたら楽しそうですね!
いかがでしたでしょうか?
今回は、100個も盆踊りの魅力を見つける企画の、第一回をお届けしました!
盆踊りにあまり馴染みがない方でも、少し共感してくれるかもしれない、、
そんな魅力をまずは10個、書いていきました。
まだまだ、色々な角度から盆踊りを解剖できそうです!
次回も第二回として、新たなポイントをお届けしますのでお楽しみに、、!
高尾可奈子